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杜海明観の酪農家族応援団

「余計なお世話いたします!」 で始まった応援団7年の記録です
産次構成グラフを改良して、今年の春から判別精液の受胎状況が一目でわかるようにしました。

そして、半年後。EWFの秋(10月)の産次構成グラフを紹介します。

産次構成(EWF)1410

 判別精液での受胎頭数が、安定して多いのが特徴です。ここまで多くの判別精液で受胎させるまでには、久保田さんも随分苦労したようですが、“判別精液は使える!”という確信を持ったようです。

 精液は、遺伝的な形質が優れていることはもちろんですが、
 1.とまらなければ(受胎しなければ)ただのゴミ
 2.雌が生まれなければ、ただのウシ        です。

 その点、判別精液は雌率90%と謳っている通りの実績をあげているものの、受胎性が低い(悪い)という印象が強く、積極的な使用を躊躇している酪農家も多いと思います。
 しかし、EWFの実績を見ると「このような酪農家が実在する」ということに強く励まされます。

 EWFの目標は、“ホルオス0(ゼロ)”ですが、判別精液だけ使っても1割はオスが出るのでゼロというわけにはいきません。しかし、判別以外のホルスタインの精液を(オスが半分生まれることを覚悟して)使う意味を感じない状況なので、「判別か?和牛か?」の二者択一の方向になりそうです。(判別以外の受胎は、ブラゼル<94H16937>の判別が入手できなかった時に普通種を使ったものです)

 今後は、もう少し判別の受胎数を減らして、その分をF1にして個体販売での副収入を増やしていく(判別より、和牛の精液の方が受胎性が良いので、年間分娩頭数が増える)方針です。

 みなさんも、判別精液の受胎性向上のため有益な情報を交換して、(無理のない範囲で)判別精液を活用してください。


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u76
“守護天使”になった“ハンナ”に代わり、私“わカメちゃん”が応援団長になりました。
 “ハンナ”と“わカメちゃん”は、一番初めの記事(2007年4月)に出ています。お時間があったら是非見てください。